A.W.D.S.A.救助犬の紹介
 1999年1月に人と犬のよりよい共存・思いやリある社会を目指し、アジアワーキングドッグサポート協会は非営利の民間団体として設立しました。
 1995年1月に多くの命が失われた 阪神・淡路大震災の被害、この悲惨な現場のニュース報道で多くの方が初めて目にしたのが外国から人命救出に駆けつけた災害救助犬の姿でした。時間との戦いである救出作業なのに、災害救助犬の出動は外国からの到着を待たないとならない・・・・地震大国日本に於いて情けない現実を目の当たりにしました。
 いつ起こっても不思議じゃない日本の地震事情、自然災害、近年ではトレッキング等の行方不明者の増加・・・救助犬は特別な犬でよいのでしょうか?地域や身近に「救助犬」を育成しより短時間で捜索が開始できる環境があればより良い結果がうまれるはずです。A.W.D.S.A.救助犬の取り組みは、良い訓練により現場に実働できる救助犬を育成することです。
犬を通じてボランティア活動に参加せれたい方も歓迎しています。

救助犬とは
 救助犬とは犬たちの優れた嗅覚・聴覚を使い人や機械では発見することが不可能な状態にある人を、探す犬のことです。仕事の内容は地震や土砂崩れの災害現場、山・森での行方不明者の捜索、雪山の遭難、水難の救助と多岐にわたります。
 災害地の捜索は何頭かがチームを組み行動を共にします。ハンドラーは自分の犬に「探す」コマンドをかけ捜索が始まります。発見に至ると犬は吠えたり、前足でガリガリと引っ掻いたりしてハンドラーに教えます。ハンドラーは事故に巻き込まれた人に声をかけ返事が無い場合、そのポイントを他のペアーに捜索させる確認の作業をおこないます。これは犬が誤報をした場合、レスキュウ隊が沢山の時間と動力を無駄にしてしまう事を避けるために行います。正確・慎重に尚かつ1秒でも早く発見をし、生存者の命を救わなくてはなりません。
 どんなに危険な現場でもハンドラーと共に仕事をする救助犬、一頭でも多く優秀な救助犬の育成が急務とされています。
お問合せ先
補助犬育成サイト

社会福祉法人
アジアワーキングドッグ
サポート協会